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12年以上の長期凍結保存し融解移植した受精卵の運命は

論文紹介

12年以上の長期凍結保存し融解移植した受精卵の運命は

Human Reproduction, 2019年1月号、中国からの論文

凍結年数が12.0~17.1年、平均13.9年の採卵後3日目のday3胚128個を対象とし、少なくとも1児を生児出産した20名の患者の余剰胚が対象である。融解後の胚の生存率は74%であった。
60個の胚はさらに培養して20個の胚盤胞が得られ、胚盤胞到達率は33%であった。
21個の分割期胚と、13個の胚盤胞がそれぞれ12周期と11周期において移植された。その結果1例が生化学的妊娠、1例が初期流産、2例が子宮外妊娠、3例が単体妊娠、1例が双胎妊娠であった。
臨床的妊娠率はday3胚移植で25%、胚盤胞移植で36%であった。生児出産率は、day3胚移植で17%、胚盤胞移植で27%という結果であった。生児出産に至った4名の患者の中の2名に妊娠糖尿病が認められた。5名の生児出産の1例が早産であった。