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【論文紹介】腺筋症が卵子提供を受け体外受精を行う患者の移植成績に与える影響

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【目的】子宮腺筋症のタイプ、位置、重症度が体外受精結果に影響するか、提供卵由来の胚(胚の質にあまり差がない)を用いた単一胚移植(SET)を受ける患者において調査すること。【デザイン】前向き観察コホート研究。【設定】2019年1月から2023年1月の間に初回の卵子提供を受けた患者で、子宮腺筋症ありの不妊患者(n=114)となしの不妊患者(n=114)。【介入】子宮腺筋症は、経膣超音波で確認した。種類(びまん性または局所性)、局在(子宮筋層の内側または外側および/または子宮内膜直下の筋層内[JZ])、および病変の広がり(軽度、中等度、または重度)に従って分類された。ホルモン補充または自然周期に、患

PGT-Aで異数性胚と診断されたため移植を拒否された胚を移送して移植した臨床成績

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論文タイトル:IVF outcomes of embryos with abnormal PGT-A biopsy previously refused transfer: a prospective cohort study 著者:D H Barad, D F Albertini, E Molinari, N Gleicher 出典:Human Reproduction. 2022 May 30;37(6):1194-1206. PMID: 35413106 DOI: 10.1093/humrep/deac063 【ポイント】この論文ではPGT-Aで異数性胚と診断され、元の施設で移

1個の染色体数正常胚盤胞を標準のタイミングで移植した場合と子宮内膜受容性試験(ERA)を行い推奨されたタイミングでガラス化胚盤胞融解移植(FBT)を行った場合の生児出生の比較

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目的 ERAが凍結胚融解胚移植の失敗歴を持つあるいは持たない患者の生児出生を改善するかどうかを判断する デザイン 後方視的研究 設定 大きな生殖センター 患者 1個の染色体数正常な胚盤胞のFBT前にERAを受けている患者と受けていない患者が含まれる 介入 ERAを受けてERAタイミングでFBTを受けた被験者。ERAを受けずに標準的なタイミングでFBTを受けた被検者。結果はERAを受けてERAタイミングFBTをうけた非受容性と受容性の被験者の間で比較した、そしてERAタイミングFBTと標準タイミングFBTの間でも比較した。 結果 全部で307人のERAタイミングFBTと2284人の標準タイミング

反複着床障害の患者に対する、GnRHアゴニストとレトロゾール治療の効果

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目的:原因が特定できずに繰り返し着床に失敗した患者に対して、GnRHアゴニスト(リュープリン)とアロマターゼインヒビター(レトロゾール、フェマーラ)の併用、GnRHアゴニストのみと全く前処置なしの影響を比較した。 デザイン:後方視的研究 場所:大学と提携している不妊センター 患者:523名の2回胚盤胞移植に失敗した患者が3回目の凍結胚盤胞融解移植をした。内膜症と知られている患者は除外した。 介入:204人は何の前治療も受けていなかった。143人は2か月間GnRHアゴニスト3.73㎎を毎月筋注していた。175人はGnRHアゴニスト投与とアロマターゼインヒビターであるレトロゾール5㎎/日を60日間

卵子や胚発生結果に対する採卵時の卵胞サイズの影響

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卵子や胚発生結果に対する採卵時の卵胞サイズの影響 Fertility & sterility  2022年6月号、P1170-1176 目的:穿刺した卵胞計とその後の胚発生結果の関係を特定すること デザインと設定:前方視的観察研究、プライベート不妊治療センター 対象:2017年8月から2018年5月に行われた157件の採卵 方法:採卵で穿刺した卵胞の直径は超音波で計測した。得られた受精卵は胚盤胞までグループ培養し、    卵胞サイズにより、8のグループ(≦9.5㎜、10-12.5㎜,13-15.5㎜、16-18.5㎜、19-21.5㎜,    22-24.5㎜、25-27.5㎜、≧2

新鮮および凍結融解胚移植における最適な子宮内膜の厚さ:96,000症例の分析から

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タイトル「新鮮および凍結融解胚移植における最適な子宮内膜の厚さ: 96,000症例の分析から」  (fertility&sterility, 2022, 4月号 p792-800) 【目的】新鮮および凍結融解胚移植周期における出生率に対する子宮内膜の厚さの効果の研究【方法】2013年から2019年の7年間に、カナダで体外受精治療を行う33の施設からの、体外受精と妊娠結果が報告され記録された、生殖補助医療レジストリープラス(CARTRPlus)データベースの、新鮮胚および凍結融解胚移植成績データの後方視的コホート研究【患者】新鮮胚移植の43383症例と凍結融解胚移植の53377症例【結果

マイルド刺激IVF周期で出生率と累積出生率を最適化するには

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“Oocyte or embryo number needed to optimize live birth and cumulative live birth rates in mild stimulation IVF cycles” Reprod Biomed Online, 2021 「マイルド刺激IVF周期で出生率と累積出生率を最適化するために必要な卵子または胚の数」 【要旨】 ・研究の質問 正常な卵巣予備能を持つ女性の、マイルド刺激IVF(MS-IVF)後の周期あたりの出生率(LBR)と累積LBR(CLBR)を最適化するには、いくつの卵子または胚が必要か? ・研究デザイン イギリスの

HARTテレビカンファレンスより(真の反復着床障害の有病率)

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真の反復着床障害の有病率は低い。単一の正倍数性凍結胚盤胞を3回移植した結果から。 Fertility & Sterility、2021年1月号 目的;反復着床障害の真の有病率を知るため、民間のARTアートセンターで後方視的に研究した。 患者;連続3回までの凍結正倍数性胚盤胞の単一移植(FE-SET)を行った。解剖学的に正常な子宮を有する女性で、子宮内膜厚が7mm以上の周期を対象とし、提供卵や代理母を伴う周期は除外した。4429名の女性(平均年齢35.4歳)が対象となった。黄体ホルモン投与は筋肉注射とし、黄体ホルモン投与後5日目に融解移植した。凍結胚盤胞がなくなれば再度採卵を行った。妊